10.効率よく作業するために
効率よく作業するためには書式を統一し、複数の制作者がかかわってひとつのサイトをつくり上げたり、納品したサイトをクライアント側で更新する必要がある場合などでは、デザインやコーディングのルールを記したスタイルガイドが必要となります。
まず、さまざまなwebデザイナーの作成したCSSのソースコードを見ていると、その書き方が千差万別であることに気づきます。
なかには細かく整理されて見やすく、親切でわかりやすいソースコードもあれば、ごちゃごちゃしてまったくわからないようなソースコ―ドもあります。
制作者以外の人がソースコードを使って作業すると考えたとき、どちらの状態が効率的に作業できるのかば考えるまでもありません。統一性がなく汚いソースコードは、理解するために多くの時間を要するだけでなく、手を加えたときにミスする確率も非常に高くなります。
そうならないためにもソースコードを適切な書き方で統一する必要が必要です。
- 再利用しやすいか…単なる「赤い字」などといった指定をidで行っていませんか?
- 書式を構成する各部分が読みやすいか…cssの指定の並びや、改行がidやclassごとにばらばらだと後で大変です。
- 書式を構成する各部分が明確に区別できるか…ヘッダーに対する指定とフッターに対する指定が混ざっていたりしたら、混乱のもとですよね。
- 書式を構成する各部分の始まりと終わりが明確か…コメントアウトで「ここから」「ここまで」といった覚え書きもしておくと、後でとても楽になります。
- ミスを誘発するような書き方になってないか…idやclass名、似たような名前は極力控えましょう。
以上のことを考えながら作成しましょう。
これでCSSの基本は終わりです。
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