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電子レンジは椅子の夢を見るか
こんにちは、ウェブクリエイターです。
壊れた電子レンジを捨てたいと思いつつ果たせないまま新年が明けてしまいました。
今年もよろしくお願いいたします。



レンジはスツールにでも再利用するべきでしょうか。


今回は、紙素材ながらも座れるほどの強度を誇るリボード、というディスプレイ素材のPRサイトをご紹介します。
http://www.value-free.com/

このサイトのPR力はなかなかのものであると思います。
企画段階でも、制作途中でも何度となく打ち合わせが重ねられただろう箇所が沢山あります。
そして具体性あるデータおよび写真が豊富で、実際に導入を検討している方が知りたい点は何か? がよく考えられています。

「バリューフリープロジェクトとは」で全体の説明がなされますが、これはコンセプト的な面もあり、ロハスさ・オリジナリティー・柔軟性…といったものがイラストを交えて簡潔に分かります。

具体的なデータは「リボードの特徴」で知ることができます。
人が乗ったり、手の上に乗せている写真はただ『ボードを撮った』のではなく、丈夫or軽いんだなということを伝える意思がはっきりと感じられます。
そのすぐ下のグラフも分かりやすいですね。
具体的に数値で示すことで説得力が出ます。

他にも、現地でどんなふうに使うのかが番号つきで示されていたり、エコであることが分かりやすいようにリサイクルの流れがイラストになっていたりします。
(このようなイラストはピクトグラムといって、単純な図形の組み合わせでモノ・事柄を表すものです。地味に見えますが、実は高いデザイン性が必要)

さてさて。
こうやって『この素材いいかも』と思ったビジターを逃さないよう「リボードの特徴」の隣のボタンは「実績紹介」です。
こんな使い方もあるのか! これうちでも導入できそうだな…などなど、ここでビジターのやる気を盛り上げるのです。

夢が膨らんだところで納品までの流れを案内。
実際の作業の様子が写真で紹介されていたりして、こういった現場感はビジターを安心させます。
しっかりしている会社だと伝わります。


知りたいことがしっかり伝わることは勿論ですが、
『問い合わせをもらいやすいようにビジターを誘導する』
これを考えながらサイトを作っていくのがやっぱりとても大事ですよね。

業界のことを知っているとスルーしてしまうポイントでも、お客様は知らないことだらけです。
私達制作会社は一般のお客様に近い目線を持っているわけで、そういったところの配慮も忘れないように制作をしたいなと思うウェブクリエイターなのでした。


| http://www.ryuumu.co.jp/ryuumu/stuffblog/index.php?e=119 |
| ウェブクリエイター細腕繁盛記!ホームページ作成のツボ | 06:16 PM | comments (x) | trackback (x) |

素朴と洗練
こんにちは、ウェブクリエイターです。
ただでさえ妖怪のように多い髪の毛が伸びてきて、先日括っていた輪ゴムが自然にバチーンとはじけ飛びました。
洗髪していると、毛が手のひらに刺さることもあります。
鬼太郎か。私は。



このごろネットサーフをしていて「トップページはすごくいいんだけど、他のページがなー…」というサイトに出くわしまして、そのことについて書こうと思います。


そのサイトは観光情報を提供するというものだったんですが、トップページに光るデザイン性!わくわくと期待して各ページを見たら…
…どこのページも、よく言えばベーシックな、正直に言えばどこにでもある、ありきたり全開な構成になっていたのです。


見やすいし情報は整理されているんだけど、結構がっかりしました。もうちょっとケレン味があってもいいだろうと思ったのです。
「この土地にはすごく楽しいことがあるよ! 来て来て!」それこそがもっと伝わらんといかんだろう、サイトの主旨からして!


もうちょっと具体的に言うと、そのサイトは
トップページ=素朴な方向性、イラストや写真も多くてにぎやか。
各ページ=洗練を目指した方向性、写真と文章が整然と並んでいる。
という作りになっていました。

トップページが目にも楽しい、旅情を誘うものであっただけに他のページが残念でなりませんでした。
素朴方向で行くか、洗練方向で行くか…どっちも獲ろうとしてしまったのかもしれません。
どうしてこうなったんだろうな、こうなることをどうやったら防げるか?
そういうことを考えさせられました。



素朴と洗練。
間違いなく昨今の二大勢力です。


この二つは相反するもので、たしかにどちらも魅力的ですが一挙にどちらの雰囲気も持たせることはできません。

一つに決めろ、となると迷うのが人ですよね。
それはすごく分かるのです。
でもサイト制作(他の制作物も同じくですが)はどれかに必ず絞らなければ成功はしないものです。二兎を追うもののたとえの通り、ぼやけた印象になってしまう。

ど~~~うしてもどっちもやりたい! なら、いっそ二つサイトを作ってしまえばいいのです。それぞれの雰囲気に特化したサイトを。

あれ、今私はとっぴな事を言いましたか?
「いっそ二つって、おい!」とツッコミが入ったでしょうか。
でも実は結構あるんですよ、同じコンテンツで雰囲気をガラッと変え、異なったターゲットをゲットするという運営方法。

ウェブサイトというのは非常に身軽です。
そして他のPR媒体に比べてコストも低く、モノも人も動かす比率が少ない。
「こういうのもああいうのも好きだけど、今回はコレ!」と絞りこむにあたって、もっとも適している媒体です。
焦点を絞れば、運営に必要となるマーケティングも楽になります。
ターゲットがピンポイントになるほど狙いやすい。


よく考えて、ターゲットのツボにはまるものを浮き彫りにすること。
好まれるものを、統一感をもって制作すること。

一つのサイトには一つのテーマを! と改めて心に刻み、今日もまたウェブ制作に励む鬼太郎なのでした。

ではまた!


| http://www.ryuumu.co.jp/ryuumu/stuffblog/index.php?e=112 |
| ウェブクリエイター細腕繁盛記!ホームページ作成のツボ | 05:29 PM | comments (x) | trackback (x) |

あたたかなイラスト
こんにちは、ウェブクリエイターです。

毛布をかぶって動いていてキーボードに水をこぼして壊した…続報! ビックカメラに行ってきました。


週末にでかけたのでものすごい混みようでした。あれだけ店員さんがいるにも関わらずそれよりもお客さんが多い。
全然捕まらない店員さんを追いかけて捕まえ、新たなキーボードをゲットできました。やった!(あと電球も買いました)

近況報告でした。

今回ご紹介するサイトは毛布やキーボードとは全く関係がないんですが…
長野の産婦人科医院のサイトです。
駒ヶ根高原レディスクリニック。

http://www.kklc.jp/

ターゲットをがつんがつんに絞ったサイト制作に好感が持てます。

このサイトは非常に「イメージ優先」です。
確かに医療的に詳細な説明があるのもとても大事ですが、いや待てよ?

昨今のママは若い女の子でかわいいものが大好き…というケースも多い。そのお母さんも若々しくて、色んな面で現役度がすごく高いです。

そんなターゲット層が好むビジュアルは何だろう? そういう意味で「絞ってある」なあと思います。

イラストも、少しそっけない描線で味があるものをチョイスしていますよね。ちょっと間が抜けているというか。
これは単純にかわいいだけでなくて、ほっとする…ひいては安心感につながり、「出産」を代表に、産婦人科というものへの緊張感を和らげています。サイトを見ているだけならなんとも思わないですが「病院へ行こう」「どこがいいかな…」と実際に考えている人にとっては非常に重要なことです。

ミルキーな色使いもそうですね。実際にここへ通う人、通いたい人がリラックスできるし、ここへ通うんだ、と嬉しい気持ちを持つことができます。

院長ブログを読むと「この道30年」といった言葉が見られますが、30年お医者さんをやってきた年齢の方がこういったカラーのサイトにGOを出したのか…と思うと、柔軟な感性の先生なのかな、と思いますね。


病院のサイトというと、清潔感最優先のすっきりしたものが多いですが、そうでなければならないというわけではありません。
個人医院ならなおのこと、個性を打ち出すことも大切です。

自院に来院する人の好みを実際にきちんと考え、あたたかみと柔らかさ、少しのユーモアをプラスしたこのサイトは、人と人のつながり、やりとりが感じられてとても好ましいですね。


もしママになる友達が長野に引っ越したらおすすめしようと思います。
新しいキーボードでメールを打って。


ではまた!


| http://www.ryuumu.co.jp/ryuumu/stuffblog/index.php?e=98 |
| ウェブクリエイター細腕繁盛記!ホームページ作成のツボ | 11:36 AM | comments (x) | trackback (x) |

年の瀬と坊ちゃん
こんにちは、ウェブクリエイターです。


年末年始の予定を立てはじめました。
去年末はバカ友達と星&初日の出を見に行って非常に楽しかったので、今年もあわよくばと思っているのです。
柳の下にたくさんのどじょうがいることを祈る。


2009年は、ティーンをともに過ごした友達が二人結婚しました。バカ友達の中にも二人、そろそろなんではというものがおります。
くだらない旅行をできるのは、いつまででしょうね。


さて。
結婚した友達の一人は松山の大学に通っていたので、というわけでもないですが今回は松山のとあるサイトをご紹介。

http://www.dogonomachiya.com/

道後の町屋 美よし、と題した、カフェ&パン屋さんのサイトです。


注目したのはサイト内の調和。
内容と、文章と、写真と、イラストの調和です。

お客様に来てもらうこと、がこのサイトの最終目的だと思いますが、見事に行きたくなるサイト作りがなされています。

とにかく写真が豊富。これ大事なポイントです。きちんとセッティングして撮った写真は訴求力がとても強い。

その写真群を、黒に近いほど濃い臙脂のサイトカラーがつややかに引き立てています。まず写真があって、そこからサイト制作を始めたのかなと思うほど。


写真を引き立てると書きましたが、その配色。
かなり黒に近いんですが、でもこれ黒ではなく黒に近い臙脂、という絶妙なチョイスです。白の文字を置いてもナチュラルに読むことができます。
このカラーと黒の色差は非常にかすかなものですが、でもやっぱり全面に広がるとその違いは目立ちます。

写真の枠に柄を入れたり、ちぎった和紙のような風合いを足したり、ディテールも凝っていて、一つ一つの写真のグレードをより高いものに見せています。

写真を撮るのはなかなか手間で、費用もかかるものですが、このサイトでは「写真=ずっと人に見られるもの=大事なもの」というはっきりとした意識が感じられますね。


全体の構成には、さし色としてクリーミーなピーコックブルーが使ってあります。
また目次に当たる部分には縦書きが採用されていて、この二つの合わせ技で「目を惹くナビゲーション」になっています。

縦書きというのは、日本の書籍や雑誌ではごく普通に目にするものですが、ウェブではマイナーなレイアウトで(このサイト制作は、紙媒体の経験者によるものだと思います)「ナビゲーションに場所を取りたくない」と嫌がられることもあります。

しかしここではいくつもの縦書きボタンを並べて 一つのバーのように見えるレイアウトを組むことで、スマートなナビゲーションを実現しています。
そしてそのすぐ下に、ページの目玉となる大きな写真を配置することで「今どのページを見ているのか」も分かりやすい。

いい構成です。

・最上部のみにナビゲーションをまとめる。
・そのすぐ下にページごとの大見出しを必ず置く。
・最下部にのみ店舗情報をまとめる。

この流れを守っているため、各ページごとに異なるレイアウト(2カラムだったり4カラムだったり)も自然に読みこなせるのです。


ページごとの内容も「何を載せるか」がはっきりまとめられていて、内容はなかなか豊富なのですが、全体を通してすっきりとした印象を与えます。
統一感もあるので、ビジターに対するインパクトも大きいですよね。

静かに押してくる、魅力。
私も行ってみたいなあと、今まさに思っています。


ではまた!


| http://www.ryuumu.co.jp/ryuumu/stuffblog/index.php?e=97 |
| ウェブクリエイター細腕繁盛記!ホームページ作成のツボ | 02:01 PM | comments (x) | trackback (x) |

ローテーブル探しの果てのウェブショップ所感
こんにちは、ウェブクリエイターです。

私はあまり雑貨集めやグッズ集めをしない、女の子らしさからはちょっと遠めの性格をしているんですが、家に一つだけカエルのぬいぐるみを所持しています。
全長50cmぐらいのでかいもので、パペットになっているので、後ろから手を入れて口をパクパクと動かすことができます。

人が来てそれを見つけると、いつも取り合いになる人気者です。
とても間抜けな顔をしています。


趣味で集めているものが本ぐらいしかない部屋を見渡して、このカエルみたいな愉快なものがもっとあったら楽しいかな、おもしろ雑貨を集めようかなあと思ったりします。


そういうことを思ったけど今午前二時! などという時にはネットショップを巡って目に楽しい、あると暮らしが豊かになるだろうものを探します。


よく見に行くのがこちら。e-goods。
http://www.rakuten.co.jp/e-goods/


楽天ショップで、なかなか有名なところなのでご存知の方も多いかなと思いますが、今回はウェブクリエイターとして見た所感をのべていこうと思います。

見た目のデザインで一つ挙げるとしたら、シンプルではあるけれど、にぎやかな雰囲気。

これは使用する色を絞り(イエローが多めで、オレンジが次点ですね)「ベースは白で、色はポイント使いする」ことを徹底してあるからです。
欲張るとできないことです。

あれも目立たせたいし、これも強調したい、この色も好き、ついついそうなりがちなサイト制作を充分に理解してうちの今回のメインはこれ! というデザインテーマをきっちり踏襲しています。

どこかの色を変えたい。そう思ったときに、ウェブは他の媒体よりもずっとやりやすいものです。
だからこそ「あれもいいかも…」と思ってついやってしまう。やれてしまう。結果として全く統一感がなくなる。そういう例はたくさんあります。制作者には違和感がないように見えても。



さて、店舗運営という点でも、このショップは工夫がどっさり。
ショップにアクセスして、ざっと見て、すごくわくわくしませんか? 私はします。

商品数がとても多いこと。
(数えたわけではないので、もしかしたらそんなにないのかも。でも多く見える。それが重要です)

カテゴリが細分化され、商品が整理されていること。
(わあ、次は何を見ようかな! と、お客様をハイにさせます。それに「キッズ・トイ」というカテゴリ名を目にして初めてあっそうだ、姪へのプレゼント買うんだった、と思い出す潜在的な見込み客をゲットできるのです)

たくさんの商品をきちんと整理して、どこに何の商品があるかをまず分かりやすく表に出しておくこと。
お客様に「そうだ、あれ欲しかったんだ」と思い出させること。
ネットショップの鉄則です。

この鉄則をビチッと抑えて情報を整理しているから買い物しやすい、見やすいわけですね。


情報が整理されていればビジターの滞在率は上がり、ついで買いも多くなります。
加えてデザインもポップで風通しがよく、「かっこいいお店で買うと気分いいよね」という顧客心をくすぐります。


買いたい気持ちを呼び起こすショップ制作には、デザインと情報量の合わせ技が不可欠! という話でした。

私は今、脚折りたたみ可能なテーブルをラウンドにしようかスクエアにしようか迷っているところです。
どっちがいいですかねえ。

ではまた!


| http://www.ryuumu.co.jp/ryuumu/stuffblog/index.php?e=49 |
| ウェブクリエイター細腕繁盛記!ホームページ作成のツボ | 09:09 PM | comments (x) | trackback (x) |

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