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春と写真
こんにちは、ウェブクリエイターです。

春はウェブ業界でもやっぱりものはじめにあたることが多く、新規事業や新規立ち上げやといったことをよく耳にします。

私事ではありますが、うちの弟もついに学校を卒業しまして、あの野球馬鹿少年だったあの子がねえ…と感慨深いところもあります。
五厘一辺倒だったくせに髪の毛も伸ばすようになりおってからに。


さて。
今回ご紹介するのは、病院のサイトです。

北柏リハビリ総合病院
http://www.tensenkai.or.jp/rehabili/

わりに難しい紫をうまく使いこなしている…というのは制作者からの目線ですが、前回に引き続き、情報の整理について書こうと思うのです。
今回は主に写真について。

このサイトは、院内写真が多いのが特徴です。多いといっても度合いは色々ですが、素材写真ではなく「この院内」の写真が多い。

これは結構大変なことです。手間ひまの面で。
患者さんが写っていたりもしますから、その使用許可などもしっかり管理されているんだろうなと思います。
そして日ごろから折々に写真を撮っているのでしょう。


何かウェブサイトを、またオンラインショップを作ろうとした時に、写真は大事です。
私たちの方でも素材は用意してあるのですが、独自性を出したいなら「自分たちの」写真というものは本当に大事です。受付ひとつ、花瓶の花ひとつ取っても違いははっきりと出ます。
たとえばユニフォームや看板といったものなら、そもそもが素材写真には存在しないですしね。

今はデジカメも普及しましたし、誰でも割ときれいな写真を撮ることができます。
そして社内の方が「こんなとこ撮ってもなあ」と思うようなところこそ、サイトを訪れる人にとっては重要、ということが往々にしてあるんですね。

そうですね、例えば実店舗の紹介、というページがあるとします。
店舗の外観と室内、程度ならぱっと思いつきますよね。
ですが廊下や受付ブース、入り口から見た外の景色なんかも見る人にとっては有難い写真なのです。

自分のところの写真、がたくさんあると、文章が多くなりがちなページにもそれらを使い、見る人に対して自然にPRすることができます(文章を読みやすくするという効果も期待できます)。
こんな写真使うとこないんじゃない?
と思うものでも、制作者はそれを見て何がしかを思いついて入れ込んだりするものなのです。
ちょっとしたボタンとか。

サイトを作ろう! オンラインショップを作ろう! と思ったら写真を撮りためておくといいですよ、というお話でした。


ではまた!


| http://www.ryuumu.co.jp/ryuumu/stuffblog/index.php?e=139 |
| ウェブクリエイター細腕繁盛記!ホームページ作成のツボ | 12:41 PM | comments (x) | trackback (x) |

台湾に行きたいわん

台湾に行きたいわん!
というキャッチコピーのちらしを見かけたことがあります。
ちょっと遅れて気がついて、ちょっと笑いました。


ここのところ、私はずっと楽天ショップのツボ! をご紹介していたので、独自型のサイトご紹介をするのが久しぶりですね。


今回は、台湾ではなくインドネシアのツーリズムサイトです。
http://indonesia-corner.com/

見た瞬間のこの鮮やかさよ!
エキゾチック! インドネシアに行きたいわん!
善と悪との終わりなき戦いの踊りを見たいわん!(バリ島)


…インフォメーションセンターと書いてあるだけあって情報の整理が分かりやすいなあと思ったので、その部分に重点を絞ろうと思います。


写真もイラストも、全体的にかなり彩度の高いもの(鮮やかで光が強く感じられるもの)が使われているので「やわらかい」サイトのように感じられるんですが、内容は結構硬めです。
インフォメーションですから、それはそうですよね。

観光旅行に出かける際に「知りたいこと」「知っておかなければいけないこと」「そこへ行きたくなること」といった情報が、コンパクトに割り振られてまとまっています。


TOPページにも文章をきちんと配置しています。
SEO的にもとても重要なことですね。

文章をTOPにも置く、という形を取ることで「ついつい下まで見る」という行動も期待できます。
これはサイトの顔、もっとも華のあるTOPページならではなのです。
こちらのサイトなんかすごく分かりやすい。つられて下までスクロールしてしまいますよね。
そして下まで行くと他ページへのリンクがあるのでそこでクリックする。みごとな誘導です。

こういった誘導線は、制作者として意識しないといけない部分だなと改めて感じますね。
ページ内へのリンクだとかページの最上部へ戻るだとか、あまり意識されない部分への配慮は地味ながらも重要です。

このサイトでは、情報がとても簡潔にまとめられています。
見出しがあり、その次に何行かの文章がある。
段落ごとにしっかりスペースを取り、写真も添えてある。
すごく見やすいなと感じます。

ページ内の文章はどうしてもまとまりをつけにくくなるものですが(職種的な専門用語が多い場合などは特に)実際にこういうレイアウトを目の当たりにすると、本当に見やすいなと実感しますよね。


何について書いたらいいのか分からない、どれぐらい書いたらいいのか分からないとはよく聞く話なのですが、参考になるまとめ方・量だなと思ったのでご紹介した次第です。

インドネシア、いいなあ。

ではまた!


| http://www.ryuumu.co.jp/ryuumu/stuffblog/index.php?e=138 |
| ウェブクリエイター細腕繁盛記!ホームページ作成のツボ | 04:59 PM | comments (x) | trackback (x) |

続・楽天
こんにちは、からあげも好きですが、この時期かますご(いかなご)がスーパーに並ぶのでぐいぐい食べているウェブクリエイターです。

食べ過ぎたので控えているぐらいです(人生の定量を超えて食べ、受け付けなくなるのが怖い)。

丸ごと食べられる魚はいいですよね!
頭から尻尾までぱくぱくごりごりとよく食べます。
昔台所で煮干のワタを取る手伝いをしながら、半分近くはぽりぽり食べていたものです。


さて。
今回もまた楽天についてひとくさり書こうと思います。

ツイテマス!米水木
http://www.rakuten.co.jp/tsuitemasu/

おいしそうなおむすびや白飯などが並んでいて至福…
いやいやそういう話ではなくて。


ここは全体の構成が非常によく練られています。扱う商材をまず何種類かに大別するところから構成している。
土鍋を探している人はまず土鍋だけが目に入るでしょうが、そこからの広がり、顧客拡大が見込めるつくりになっています。
ひょっとしたらここで土鍋を買い、お米を買いしたけれど、同じストアで買ったという意識を持たないお客さんもいるかもしれません。

ある意味それは理想です。
ストアにつくお客さんと同じぐらいに、その商品ページのみを見て商品を購入するお客さんは大事です。
買いたいと思っている人にしっかり商品をPRできる、ということですから。


前回も書きましたが、楽天のお客様は非常に目が肥えているので、何をやるにせよ中途半端では厳しいものがあります。


手続きをしました、出店しました、手始めに一つ商品を登録しました…
そのあたりが本当のスタートラインです。
それ以降の道のりは店舗ごとに実に様々な進め方があり、事前に想像している以上の自由度があります(だから分からなくなる)。

このストアは、楽天のシステムを十全に生かし、自分たちの方向性に合ったデザイン的な拡張を意欲的に行っています。
とても前向きで、見ていてこちらも触発される、また買いたくなるストアの形だと感じます。

楽天ストアはこんな展開もできるんだよ、というアイデアにもあふれていますね。実はこのあたり、楽天ストアの運営に実際に関わったことがある人こそ身にしみて分かることだったりするのですが。
実際の店舗もそうなのかなと思います。色んな雑事があり、時にお客様の声にほろりと来たり。


こちらでは細かいところではうまく手間を省いていたり、えらい綿密な部分(これはPRしたいところ)があったりと、ページが多いにも関わらずバランス感もありますね。


商品情報も全体的にたっぷり用意してあって、
必須情報だけでなく「あるとより具体的に購入予想を立てられる」、たとえば土鍋なら、焼き物の種類についての情報なども入れ込んであります。
商品写真の加工も一つ一つしてあるので(これ結構費用がかかる部分です)全体的なビジュアルのレベルがぐんと上がっているんですね。


やっぱりお金をかけたもん勝ちかいな、となりそうですが…まあ10万円かけた/1000万円かけたでは差は出なければおかしいのですが…こういった店舗運営のやり方というのはすごく参考になりますし、
取り入れられる部分というのはかなり多いです。
そして何かを取り入れ→売り上げ→そのお金でより魅力的な店舗運営→…という良循環ができていくわけです。



楽天はオンラインストアで、どんなところに住んでいても商品を買うことができます。

私はあまりクールなものがない田舎の方で生まれ育ったので、ネットでかっこいいもの、よいものが買えるオンラインストアをとても好ましく思っています。
だから、もっともっと色んな物が売られて、お買い物をしに行って満足できるストアが増えたらいいなと思っています。
これは個人的で純粋な思い入れなんですが。


楽天はやっぱり楽しい。


ではまた!


| http://www.ryuumu.co.jp/ryuumu/stuffblog/index.php?e=124 |
| ウェブクリエイター細腕繁盛記!ホームページ作成のツボ | 07:48 PM | comments (x) | trackback (x) |

楽天ストアは面白い



こんにちは、からあげ大好きウェブクリエイターです。

といってもこだわり派ではなく、悪い油で揚げすぎたからあげなんかも余裕の守備範囲内。
庶民派というか、ストライクゾーンの広いからあげ好きです。


からあげに限らず食べ物が好きなので(写真は加工肉の王者、ソーセージです)、オンラインウインドウショッピング(単なるネットサーフですね)でうっとりしていることも多いです。世にはおいしそうなもののなんと多いことよ。

茶碗を持って乗り込みたいです。しゃもじでもいいですが。


さて。
オンラインのショップは、依然として楽天・ヤフーが強いです。


今回は楽天のお店をご紹介しますね。

雑貨のお店セレクトペンギン
http://www.rakuten.ne.jp/gold/select-penguin/


楽天を見て回っていて思いますが、雑貨関係はデザイン的にも優れているストアが多いですね。
またインテリアやファッションなど、見た目で選ぶ商材はお店自体のデザインにも力を入れている割合が高いです。
激安指向のお店はデザインにこだわりのないところが多い傾向があるので、ファッション関係はデザイン的には落差が激しい印象ですね。


今回ご紹介するお店のどこがポイントかというと、
・基本的なデザインに統一性があり、好印象
・楽天の機能を十全に使っている
という二点です。他のストアに対するリサーチ力も感じますね。


楽天は非常に普及したオンラインストアですが、自分でストアを出そうとすると、かなりの難しさがあります。

確かに出店するだけなら簡単で、誰でもできますが、そこからがぐんと難しい。
デザインデザインと言いますが、看板ひとつ、ボタン一つでも、画像加工ソフトを用いてきれいに仕上げるのは簡単ではありません。
何気なく見ているものでも、いざ作るとなるとハードなものです。

そして、素材を作れたとしても、それを楽天のシステム内で組み立てるとなると、よりいっそう難易度は上がります。
全てのボタンやPRバナーを組み込んで、かつデザインの破綻を起こさない。
楽天内の検索にかかりやすくする。
こまめな更新のしやすいページを作る。
商品のPRをする。
楽天のシステムはかなり独特なので、楽天用のテクニックも必要で、これらは「自分だけで何とかなる範囲」を超えています。


楽天はユーザの声を吸い上げて、改善を重ねてここまで大きくなりました。だから、がっちり使おう!と思えば、こんなに充実しているシステムはありません。
ただしその機能を充分に使えていないストアはかなり多いです。もったいない、もっとあれもこれもできるのに!と思わされるお店は非常に多いです。

多岐にわたるそのシステムの機能。使いこなせている方が少ないのも納得できるぐらいに、膨大です。


商品のページを一つ挙げましょう。
同じお店のラグの商品ページです。
http://item.rakuten.co.jp/select-penguin/gabbeh49/


たとえば、ある奥様がかわいいラグを探しているとします。
楽天のストアを色々見て回っています。

通販で購入するのだから、サイズや素材だけでなく、実際に床に置いてどんな雰囲気になるのかも知りたいなあ。
ちょっといいやつが欲しいから、だんな様を説得するために、商品についてのあれこれも知っておきたい。

消費者はこんなことを考えながら、比較検討をしています。


「ここで買おう」と思わせたいなら、商品のPRに力を注ぐことが大切です。
生の写真だけではなく、その商品用のボタンなどの画像も用意すること。商品説明は単なるデータだけでなく、買う気にさせるトリビアやこまかい豆知識なんかも用意すること。
これは結構大事です。楽天のお客さんは目が肥えているのです。


手間がかかるじゃないか、一個の商品のためだけに!と思いますか?
それはもちろんかかります。
商品写真1枚とサイズデータだけの商品ページと
http://item.rakuten.co.jp/select-penguin/gabbeh49/
このページと、どちらが売り上げをたたき出すかは一目瞭然ですよね。
手間やお金をかけたものほど、売り上げは出やすくなるのが自然なことです。

それに、消費者はどのお店から買うのも自由なのです。見栄えのよい、魅力的な情報が掲載されているお店から買うのは自然なことです。
独自性のある商材であれば別の場合もありますが。

魅力的なやり方が何通りもあって、それも細かく細かく設定できるから、お店によって商品の打ち出し方は違います(だからこそお店の作り方を迷ってしまうわけですが)。

楽天のストア構築システムは本当に凄いものがあって、よく社内でも話題になりますが、まさにかゆいところに手が届くシステム。
このお店にはどんな売り方が合うだろう、どんなPRをしようとお店によって売り方戦略を考えるのも、私にとっては楽天ストア制作にあたっての楽しみの一つです。


いやあ、楽天って、本当にいいもんですよね(水野晴郎口調で)。


| http://www.ryuumu.co.jp/ryuumu/stuffblog/index.php?e=123 |
| ウェブクリエイター細腕繁盛記!ホームページ作成のツボ | 09:34 PM | comments (x) | trackback (x) |

からあげなら何でもいいというわけではないように
こんにちは、ウェブクリエイターです。

毎度おなじみ流浪の番組(タモリ倶楽部)みたいなキャッチコピーを私にもつけたいと思っているんですが、なかなかいいのが思いつかないまま、こんにちはだけで始めてしまうウェブクリエイターです。

からあげ好きの、とかがいいですかね。からあげがとても好きなので。


さて今回のご紹介サイトはCOMOSという不動産の会社です。

http://www.comos-style.com/

私たちはこんな指針でもってやっている、だからこんな人に見に来て欲しい!
という指針がよく分かって気持ちがいいですね。
TOPのflashに並んだガンダムのフィギュアの写真がありますよ(詳しくないのでガンダムじゃないロボットなのかは不明)。
遊びのある会社だなということが雄弁に伝わる一枚です。

サイトの構成、レイアウト自体は非常にスタンダードなので、突飛には感じないこともポイントですね。
会社としての安定を感じさせ、不動産という大きな投資をする際の安心感があります。


どんな人にも会社にも個性があって、売りになるポイントはそれぞれ違います。実はメジャーなものを扱う時ほど、それは突き詰めて考えなければなりません。


物件のデザインを扱う会社は数多くあるでしょう。
しかしそれぞれに得意な分野は必ずあるし、その得意な分野を求めているお客さんにこそサイトを見てもらいたいはずです。

とおりいっぺんの概要や実績を載せるだけでは埋もれてしまうのは必須です。
だからこそ自分たちのこだわる部分を、文章・写真・全体のニュアンスを通じて的確に見る人に伝えなければなりません。

ということは、自分の会社について、掘り下げて掘り下げて考える必要があるということです。


今の消費者の傾向として、値段の安いものを支持するだけではなく『お金や手間がかかってもいいから好みのものを』というものがあります。
消費者は皆、自分の生活をよくするために、よい気分で暮らすために、自分の本当に好むものを探しています(不景気ならなおさら)。
好むものが見つからなかったら買うのを諦めることもある。今買わなきゃ一生からあげが食べられないというわけじゃなし、本当に欲しいからあげを見つけた時でいいか、と。


『お金や手間がかかってもいいから好みのものを』というのは、私もそうです。
自分がものを買う時にはすごい数のサイトを見て、検討に検討を重ねます。

ものによっては、ここは欲しい物を売っているけどサイトがださいからやめとこうということもあります。
そこで買うこと自体に満足ができないからです。

思えば自分がお金を出す時の選択眼はとてもシビアで、実に細かいところまで見ているものです。
あいさつ一言やん、どうなん、とまで思ったことがある(逆に、ブログなんかを読んで、おお、この店長アツい!と思って買い物したこともある)。


欲しいものを手に入れる時、人は動きに動くものです。提供者の方は「そこまで見ないだろう」と思っているところまで、結構見ている。
提供する側は、サイトを一度見られるチャンスを逃さないよう突っ込んで突っ込んでサイトを作ってこそそのターゲットを取り込むことができる。


支持したいと思わせるサイトを作ることは想像以上に大変なものですが、しかしやはり自分の・自社の魅力をあまさず伝えようという勢いある心意気をもって制作に取り組むのが大事だなあとこのCOMOSのサイトを見ながら思うのでした。


続き▽
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