作ったホームページは、FTPを使ってプロバイダのサーバコンピュータにアップロードしなければなりません。ホームページを作成するときは、自分のパソコンを使いますから、どのドライブの、どのフォルダに作っても構いません。
しかし、サーバコンピュータには、あなた専用の場所(フォルダ・ディレクトリ)が決まっていて、必ずその指定された場所に、ファイルをアップロードしなければなりません。
また、最初に表示されるホームページのファイル名も決められています。通常は、index.htmlです。
WWWサーバでは、各ユーザー別にディレクトリを定義し、公開するホームページの文書ファイルやイメージデータなどは、すべてそのディレクトリ内に置くように設定しています。ユーザーからは、そのディレクトリがトップディレクトリに見え、それより上のディレクトリにはアクセスできないようになっています。
自分のパソコンでホームページを作成する際に、index.htmlがある場所よりも上のディレクトリに、リンクされた文書ファイルやイメージデータがあると、自分のパソコンでは正常に表示できても、サーバに転送すると読めなくなってしまいます。
自分のホームページを作成するときには、まず作業用ディレクトリを作成し、index.htmlをその作業用ディレクトリ内に作成します。その後、リンクされる文書ファイルや貼りつけるイメージデータは、すべて作業用ディレクトリ内に作成するかコピーします。
ファイル名にも制限があります。Windowsでは255文字までの長いファイル名が使用できますが、ホームページ用のHTMLファイルやイメージファイルは、半角、英数、小文字で8文字以内にとどめて下さい。ファイルをアップロードするサーバコンピュータの多くは、大文字と小文字を厳密に区別します。
これで、『ホームページの構造と基礎知識』は終了です。
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