犬のためのリフォームを手掛けておられる「くらすわん」様。
サイトの新規制作ということでお話をいただきました。
こちらのサイトの大きな特長は、「くらすわんについて」というページです。
かなりボリュームのある文章をいただいて、インタビュアーとインタビュイーがサービスについて詳しく掘り下げていく、という構成になっています。
リフォームはリフォームでも、「犬と一緒に暮らす」ことに特化したサービスが何よりの特色ということで、「なぜ犬に特化したのか」「どんな流れで進めていくのか」「どのような点が一般のリフォームとは違うのか」といった点を特に重点的にクローズアップしているのです。
ケーススタディや料金表を掲載するのも一つの手段なのですが、価格や例だけでは分からない部分というものも多くあります。住まいは毎日の生きやすさに直結するものですから、よりそのような「運営者の理念や姿勢」といったものが、お客様には気になってくるところといえますね。
■対談形式■
文章量がある場合、読みやすさはデザインにかかってきます。いくらよいことが書いてあっても、読んでもらえないのでは価値は伝わらないままです。
対談形式にも色々な形がありますが、今回は目に優しいことと、親しみやすさ、といったあたりがポイントです。写真もたくさん挿入し、単調にならないように組んでいきました。
■レイアウトを変える■
ポイントとしてもう一点、こちらはデザイン面です。
こちらの「くらすわんについて」ページのみ、ワンカラムになっています。向かって左のナビゲーション部分をなくしてあるのですね。
ページのテキスト量が多いため、かなり縦に長くなり、スクロールする量が多くなっています。左のナビゲーション=左カラムがあるままだと、スクロールしていった際にバランスが悪くなってしまうのです。
また、左カラムを置いたままだと、このページの肝となる対談の部分に使えるスペースが狭くなり、窮屈な印象を与えるということもあります(使えるスペースが狭くなるとさらにページが縦に伸びるというデメリットもあります)。
ただし、ワンカラムにしてしまうからといって、ただ左カラムを抜くというだけではユーザビリティへの配慮が足りません。左カラムにあった、各ページへリンクしているエリアがなくなってしまうということだからです。これはSEO的な見地からもあまりよいことではありません。
今回はそれをカバーするため、ページの一番上に、あるいは他の項目やページに、いつでも分かりやすく移動していけるようにナビゲーションバーを特設しました。
他にも、CMSを導入してページの自社更新ができる部分を持たせ、作り込みの必要な度合を見ながらバランス調整をしたり、ノーマルなままで終わりがちなお問い合わせフォームを使いやすくカスタマイズをしたりと、細部までかなりこだわったつくりになっています。