<embed> - オブジェクトの埋めこみ
トップ > HTMLリファレンス > <embed><embed> は EMBEDding(埋めこみ)の略です。音声や動画をページに埋め込むために用いられます。Netscape Navigator 2.0 が始めに実装し、IE3.0 にも実装されましたが、HTMLの規約には取り入れられませんでした。代わりに <object> を用いることが推奨されています。
<embed> は、src 属性で指定したファイルを読み込み、ブラウザに追加インストールされたプラグインソフトにデータを渡します。実際の音や動画の再生はプラグインソフトが行います。
再生されるファイルのフォーマットに関しては、「マルチメディア入門」を参照してください。
よく使われるプラグインソフトには次のようなものがあります。
- Windows Media Player
- RealPlayer
- QuickTime
- MidRadio Player
- Macromedia Flash Player
- Macromedia Shockwave Player
プラグインがインストールされていなかったり、プラグインのバージョンが異なっていたりすると、再生できなかったり、再生方法が異なっていたりします。プラグインがインストールされていないと、そのページを表示する度に「プラグインが無いけどインストールするか?」のようなダイアログが表示され、鬱陶しく感じられることもあるので注意しましょう。
属性 | 意味 |
---|---|
src=url | e3/N2。再生するファイルの URL を指定します。 |
【表示属性】
属性 | 意味 |
---|---|
align=align | e3/N4。表示位置を指定します。 |
height=n | e3/N2。縦幅を指定します。 |
width=n | e3/N2。横幅を指定します。 |
hspace=n | e4/N2。埋め込みオブジェクトの周りの横方向の余白をピクセル単位で指定します。 |
vspace=n | e4/N2。埋め込みオブジェクトの周りの縦方向の余白をピクセル単位で指定します。 |
units=n | e4/N2。高さや横幅の単位を、IE では px または em で、Netscape では pixels または en で指定します。 |
border=n | N2。周りに n ピクセルの枠線をひきます。 |
frameborder=no | N2。周りに枠線をひかないよう、プラグインに指示します。 |
hidden=hidden | e3/N2。画面への表示を制御します。 true:表示しない false:表示する(規定値) |
【固有属性】
属性 | 意味 |
---|---|
alt=alt | e4。代替えテキストを指定します。 |
code=code | e4。コンパイルされた Java のクラスファイル名を指定します。 |
codebase=url | e4。code 属性のファイルを探す基準となる URL を指定します。 |
type=type | N2。再生するファイルの MIME タイプを指定します。 |
palette=palette | N2。プラグインが用いるパレットを指定します。 foreground:フォアグランド background:バックグランド |
pluginspage=url | N2。プラグインがインストールされていない場合に、必要なプラグインに関する情報を含んだページの URL を指定します。 |
pluginurl=url | N4。プラグインを自動インストールするための Java アーカイブファイル(*.jar)への URL を指定します。 「Composer Plug-in Guide」 や 「SmartUpdate Developer's Guide」 を参照してください。 |
【一般属性】
属性 | 意味 |
---|---|
class=class | e3/N4。クラスを指定します。 |
id=id | e3/N4。ID を指定します。 |
name=name | e4。名前を指定します。 |
style=style | e3/N4。スタイルシートを指定します。 |
title=title | e4。タイトルを指定します。 |
【プラグイン固有属性】
属性 | 意味 |
---|---|
autostart=autostart | 画面を表示した際に、自動再生を始めるかどうかをtrue(自動再生する)、false(自動再生しない)のいずれかで指定します。 |
autoplay=autoplay | 画面を表示した際に、自動再生を始めるかどうかをtrue(自動再生する)、false(自動再生しない)のいずれかで指定します。 |
control=control | LiveAudio プラグインにおいて、コンソールの表示を指定します。 console:すべて表示 smallconsole:小さなコンソールを表示 volumelevel:ボリュームを表示 playbutton:再生ボタン stopbutton:停止ボタン pausebutton:一時停止ボタン |
loop=n | 繰り返す回数を指定します。 true:無限に false:繰り返さない |
repeat=n | 繰り返す回数を指定します。 |
textfocus=textfocus | Shockwave プラグインにおいて、再生を始めるタイミングを指定します。 onclick:クリックしたとき onstart:開始時 |
その他 | その他にも、インストールしているプラグインの種類やバージョンによっていろいろな属性を指定することができます。詳細は、プラグインの説明書を参照してください。 |
HTMLソース |
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<embed src="xxx.wav" autostart="true" width=70 height=25> |
QuickTime などのプラグインでは、height属性と width属性は必須と定義されています。また、一部のプラグインとブラウザの組み合わせでは、height、width属性を省略するとブラウザが異常終了してしまうケースもあるようです。閲覧者側にどんなプラグインがインストールされているか不明確なため、表示の大きさはブラウザ側で適切に決定してもらうのが理想のような気もしますが、当面は、よく使用されているプラグインの大きさに合わせて height、width属性を指定してやるのが無難なようです。
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