<!-- コメント -->
概要
説明
<!-- 〜 --> はタグではありません。HTMLソースの中にコメントを記述するために用います。コメントは、ブラウザには表示されません。表示はしたくないけれど、ちょっと記述しておきたい注釈(覚え書き)をしておくのに使用します。
使用例
HTMLソース |
---|
<!-- この部分は後でもう少し調べなくっちゃ --> ○○は、○○の略で・・・ |
ブラウザ表示例 |
---|
○○は、○○の略で・・・ |
補足説明
コメントは、複数行にまたがってもかまいません。
<!-- コメントは複数行に またがってもかまいません。-->
コメント内にHTMLタグを挟むことも可能です。たまにコメント中のタグで混乱を起こすブラウザがあるそうですが、現在使用されている大半のブラウザでは大丈夫なようです。
<!-- <strong>あいうえお</strong> -->
コメントを入れ子(2重、3重に記述すること)にはできません。下記はコメントの誤った使用例です。
<!-- <strong>あいうえお</strong> <!-- このコメントは入れ子だから駄目 --> <strong>かきくけこ</strong> -->
仕様上の詳細
HTML2.0 では、<! と > の間に複数の -- コメント -- を記述することができるという仕様でした。下記の○の個所にコメントを記述することができます。(△の個所には記述できません。)
<!--○--△--○--△--○-->
これは、HTML の元になった SGML という規格が以下のような文法で記述され、この定義部を取り除いたものが HTML のコメントとして採用されていることに由来します。
<!定義部 --コメント-- 定義部 --コメント-->
しかし、HTML4.0 では、<!-- と --> の間に 2個以上の連続したハイフンを用いることは避けねばならないと説明されています。よく、下記のようなコメントを見ますが、HTML4.0 に正確に従うのであれば、このような使用法は避けた方がよいでしょう。
<!---------- こんな使い方は駄目だよ ---------->
また、HTML4.0に正確に従うのであれば、JavaScriptの中で -- 演算子を使用する際も注意が必要です。
<script type="text/javascript"> <!-- // この部分はHTMLのコメントなので、 xx--; // -- 演算子を記述することは許されない。 xx -= 1; // これなら大丈夫。 // --> </script>
関連項目
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