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京都市右京区の河端病院様のホームページをリニューアルされるということで、お話を頂きました。
デザイン面でのリニューアルとともに、よりいっそうのコンテンツの充実をはかるために何度も打ち合わせをさせて頂きました。
リニューアルというものは、現在までのホームページ運営からフィードバックされたものを汲み上げてよりベストな形を作る絶好の機会です。
長くホームページ運営をされてこられた河端病院様からのご要望を盛り込み、またヒアリングを重ね、flashや地図、先生方のイラストなども作成をさせていただくことになりました。
■目に訴えるもの■
flashはコンセプトを頂いたうえで全体との調和をはかり、アクロバティックなアクションを避け、河端病院様のロケーションや方向性がつたわるよう大きな写真のゆったりとしたものを。
親しみやすい先生のイラストや、見慣れた形態で分かりやすい地図を。
病院のホームページをご覧になる方、は、楽しむためではなく情報を得るという目的をお持ちです。
情報をしっかりと掲載する中で、こういった視覚的に訴える部分は「目の息抜き」的な大切なポイントとなるのです。
また、ホームページをご覧になる方には、5ページほどのものであっても「今どこを見ているかわからない」という状況は発生しやすいものです。
今見ているページがどんなまとまりに属しているか。
分かりやすくナビゲーションするために、河端病院様の場合はコンテンツ内容で大きくまとまりを持たせ、病院の案内であればテーマカラーのエメラルドグリーンを、診療の案内であればライトブラウンをといったように、ポイントポイントで色分けを行いました。
こういった、文字以外によるナビゲーションというものも、最終的な完成度を左右する点なのです。
■テキストのリズム■
河端病院様では整形外科、内科、外科を設置されており、その詳細な内容や設備案内が必須項目です。
治療についても具体的に説明を掲載し、個人情報保護方針や概要についてもテキストボリュームが多くなります。
文字のサイズに関しても全体的にやや大きめ、画像化したテキスト類も意図的に大きくレイアウトを行ったため、いかにリズムよくページの内容をまとめ上げていくかが肝心です。
要所要所に見出しを立て、写真や区切りを挿入することで、そういった文章を目にやさしく提供することで、全体としてすっきりとした印象を与えるホームページが完成しました。
■モバイルサイト■
今回はモバイルサイトの制作もさせていただきました。
病院へ「行く」という機会はとても多いので、家を出てからも情報を確認できるといった意味でもモバイルサイトの必要性は大きなものです。
携帯電話のウェブブラウザ機能は発達しましたが、今もなお、重要になるのは「ページの読み込みが早い」という点です。
そのため、PC版のホームページの内容を簡潔にまとめなおし、携帯電話の画面サイズで見ても見やすいように組みなおしています。
テキストのサイズは個人によって本当に差があります。文字サイズを小さくして一行に20文字程度入る設定の方もいれば、逆に一行に8文字程度の方もいます。
多様なケースに対応できるよう、改行や間隔にも配慮したコーディングを行いました。
また、携帯電話でのホームページ閲覧では「アクセスキー」というものがよく使われています。プッシュボタンの1を押すとあるページへ移動し、♯を押すとまたあるページへ移動する、といったものですね。
パソコンで見ていれば短く思える文章も、携帯からだと非常に長く感じられることが多いので、このようなテクニックで細かくユーザビリティを上げていくことが重要なのです。