1995年11月に発表された「HTML2.0(RFC1866)」では、以下のタグが定義されていました。
→ http://.ietf.org/rfc/rfc1866.txt
また、1996年5月に発表された「HTML Tables(RFC1942)」によってテーブルに関する次のタグが追加提案されています。この内、TABLE〜TDまでは Netscape Navigator 2.0でサポートされましたが、COLGROUP〜TFOOTまでは Internet Explorer 4.0の出現まで見送られました。
→ http://.ietf.org/rfc/rfc1867.txt
Netscape Navigator 1.0〜2.0によって次のようなタグが追加されました。特に FONT の登場により、HTMLは表現力を増し、世界中に広まる事になります。
Netscape Navigator 3.0ではさらに、次のタグが追加されました。
Netscape Communicator 4.0ではさらに、次のタグが追加されました。
一方、Microsoft社では、自社のInternet Explorerに次のようなタグを追加しました。
この時期に、HTML3.0などの規格が検討されましたがまとまらず、一度HTML3.0は廃案となりました。その代わり、W3C(World Wide Web Consotium)という団体を中心にHTML3.2 が「Recommendation」として発表されました。HTML3.2はHTML3.0の改版版ではなく、まったくの別物です。
→ http://.w3.org/TR/REC-html32
Recommendation は日本語に訳すと「推奨」とか「勧告」の意味です。かならずこの仕様に従わなくてはならないという強制力は無いので注意してください。
その後、HTML3.0で検討されていたタグ、Netscape Navigator や Internet Explorer で実装されたタグを取り込み、1997年12月18日にHTML4.0がW3Cから「Recommendation」として発表されました。HTML4.0で追加されたのは以下のタグです。
ここで、アクセサビリティの概念や、意味と見栄えの分離の原則などが強化され、厳格な Strict、過渡期の Transisional のふたつのレベルの仕様が定義されました。
HTML4.0 のバージョンは以下のように改版され、現在は 1999年12月24日版の HTML4.01 が最新仕様となっています。
→ http://.w3.org/TR/html401/
その他、W3Cで協議されている仕様をInternet Explorerが先行サポートしたタグに以下のものがあります。
→ http://.w3.org/TR/WD-ruby
その他、NTTドコモのi-modeで使用することを目的とした「Compact HTML」という規格もあります。これは、HTML4.0 のサブセット(一部のみを切り出したもの)になっています。
→ http://.w3.org/TR/1998/NOTE-compactHTML-19980209/